雑感4月16日

日産ゴーン事件に思う② 続編

本日 日産の副社長の辞任が公表された、 また先般 日産の株主総会が開催された。
その内容 今回の事案に対しての謝罪と今後の責任としての回復処置、社内改革など図っていくとのことがその骨子であった。
改めて思うのだが、いかに巧妙な手口だと言え、18年もの歳月、よくもわからなかったのかと不思議で仕方がない、ゴーン自身に権力が過度集中したにせよ、金額的大きさ、時間的長さ、よほどガバナンスが、チェックが甘かったと言わざるを得ない。それを許してきた、見過ごしてきた取締役会、トップマネージメントの責任は甚大であると思う。西川社長は今はこの事態回復に全力を挙げるのが責任であると再三言及していたが、個人感覚で恐縮だが本件の事象の影響度の大きさから、トップマネージメントのその責任もゴーン氏と同等ぐらい責任重大であると考える。
総会での西川社長の言動、明確に退陣する言及がなかった、責任の重さから考えると自身の出処進退の明確な意思表示があってしかるべきではないか。と思う。

今回の副社長が辞任すること、社内の混乱が収束していない、まとまりが見えない。
大きな組織を制度的風土的に変えていくことは相当のエネルギーが必要である。 
箱だけ変えても根本は中身が伴うかである。従業員、トップマネージメント含めた全企業風土としてどう変えていくのか、20年ほど前に着任当初、彼が発揮した強烈なリーダーシップが必要と思われる。すくなくとも今のトップマネージメントではこころもとない。
技術的に商品的にもいいものを有している日産、新鮮かつ改革できるトップとトップマネージメントを期待したい

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