雑感 親族内後継者の減少で・・・

事業承継 後継者について 雑感

1、承継パターンの変化 親族内承継の減少

親族内承継が減少している そしてM&Aが増えている
なんとなく寂しい、親父(社長)もそうだろう。ベストな選択でないから?
ともに人生の多くを費やした会社には自身の、代々の魂が半分以上宿っているのである
会社を売却する・・ことは、会社の、自らの魂を抜き取られたようで・・
苦節共にした社員も同様だろう・・

事業は想いから始まる、この想いは粘着性がある、属人的である 
先代含めてその経営者人生そのものである、それゆえにその社長と長く接してきた親族等
それがわかる親族・実子等が承継していく姿が今もって好ましいと思う。
第三者には心底わからないのでないか? その想い・精神が・・
それは第三者には第三者の経営者の想い・会社の歴史があるからだろう。
会社は箱物ではない、箱の中には数限りない想い、人生がつまっている。
ファミリービジネスとしてのそれが。

2、企業理念(創業精神)
先祖代々からの(創業)理念、精神もしくは親父の発露があって事業を始めた、続いてきた
紆余曲折があって幾多の苦難をのりこえ 苦節50年。 時には孤独な経営者・社長として
その事業への想いが、・・理念として継承されてきた、今固まった、固まりつつある
そして次への承継の時期、時代は変わった、この理念を再度見つめ直す時に来た。
そして息子・娘・後継者と勇気をもって語り合おう、・・・お前はどう思うかと・・・・・

3、幼少時からの親父の影響 感化力
親父の背中を見て子は育つ。
どんな子であれ、子は親の影響を受ける
親父ががむしゃらに事業に経営者として尽力した。
代々、事業に対して信念をもって、魂をかけつぎこんた。
先祖代々続いた屋号・家風その中に、事業・会社の中に 独特の雰囲気・空気がある
それを皆は知っている、子供もその中で育っているならば・・
自然と感化されているかもしれない。

4、次の後継者 条件;本人の意思と素質少々
本人の意思、これが一番大事。
意思がなければ継承させても事業は存続していかない、その可能性が高い。
連綿とつづいた先祖代々、その意思がないと、想いが繋がらない
会社はただの箱でない、ソフトウエアで機能してきた
この意思をどうつなぐか? これが大事
本来ならば、子供の幼少時から意識しておかねばならない
親父の紆余曲折・七転八倒・仕事への信念、子供はどうみたか、どう感じたか
何も感じない子供はいない。
おやじの姿・経営者としてそれに 子が何かをを感じているだろう・・・
事業内容など関係ない、赤字が続いていない限り、その連綿と続いてきた代々の事業
であるならば・・子供は意を固めるだろう
事業のすばらしさ、社員ともどものその会社、経営者としてそれに憧れをもつ
自分も親父の様にいやそれ以上にやりたいと
これが自然と引き継がれる土壌つくる、 土壌になっていれば、それが意思と思う。
その事業を会社を承継させていく・・・ 所謂 覚悟 か。
これがあればそんなに心配する必要はない、子供も立派になった 感慨深い

5、素質 少々あるかも これは二番手とする

素質とは、今ここで特性に近いものと考える
後継者特有の、性格的、好悪、得意不得意含めて知っておく必要があるかも
意思を土壌に子供の素質に応じた次の会社経営の在り方、ありようを模索する
素質特性に応じた次代の経営、それを生かした次の会社経営を。親父は柔軟に考える
子供の考えも交えて、次の経営陣、サポート体制の準備していく
まずは子供の意思と素質を見抜く これが大事なこと

6、息子・娘の覚悟を問う
先代、親父が育てた会社、そして事業理念、そして一緒に作り上げてきてくれた社員
お前は、どれだけ守る決意があるか・・この屋号をどれだけ連綿と受け継がれるものに
していけるか・・、永続的に継承していける気概があるか 
親父は堂々と自信たっぷりに、息子・娘に問わなければならない。
ひけめを感じない 尊厳ある問い方で 息子・娘は考え直す
それほどのものであったのかと・・・・・

6、承継しない子供の人生
子供の人生 好きにさせるのもひとつ
親の背中を見ても私は、私の生き方、”私の人生” そんな子供もいる
これはこれで、そうなるものだったと親父覚悟を決める
最初から子どもの人生だとして、好きにやらせる 子供の人生
子供は子供で 僕・私の人生 自分の好きな仕事に就きたい
お前の人生だと、親父に負けない社会人として・・ 捨て台詞、
しかしもう一人子供がいるかもしれない
社内息子? 社員は第二の息子・娘、
社内でのスキンシップも大事、社内の息子をはぐくむ為にも?
実の子以上に親父の想いがわかっている社内息子・娘がいるかもしれない

7、後継者教育
 先祖代々受け継がれてきた創業精神、企業精神
 後継者としてどう受け継いでいくか、徹底的に語り合う
 創業理念、経営理念を踏まえて息子・娘としてどう新しい理念化を謳っていくか
 ここの話しあいを経て 新たな息子・娘の理念が固まる しかし代々の精神は
 遺脱してはならない。
 とことん話し合うところが奥深いものになり、息子は本物になる
 これができれば、経営のロジックはそんなに難しくない
 子はすでに社長になった、社長実務は後からついてくる

気が付けば、後継者はもうすでに承継に向けた承継計画を、心に秘めた計画を
実行していた、 親父の感化力は薄れて あとは 俺が、私が やりますと。

カテゴリー: 新着情報 パーマリンク