事業承継フォーラム(大阪)

昨日(19日) 事業承継フォーラムを参加してきました。
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平成30年度 事業承継フォーラム  2018年11月19日(月) 13:30~17:00
一企業の未来へ、決める、託す、挑むー
大阪会場<コングレコンベンションセンター ホール>
1、基調講演
  未来戦略として取り組む事業承継 
                 株式会社中農製作所 代表取締役会長 中農康久氏

2、行政インフォメーション
  国の事業承継施策と経営デザインシートの活用について
               中小企業厅 事業環境部 財務課係長 鈴木 由希絵 氏

3、パネルディスカッション 変革の時代、経営者と後継者の使命とは

   パネリスト:   大塚産業マテリアル株式会社 代表取締役会長 大塚 敬一郎氏
          大塚産業マテリアル株式会社 代表取締役社長 大塚 誠厳氏
           株式会社シオノ鋳工 取締役会長 塩野正人氏
          株式会社シオノ鋳工 代表取締役 塩野浩士氏
  モデレーター: 株式会社日経BP コンサルティング 取締役 斎藤睦氏
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◆備忘録 ポイント
①政府は事業承継をまさに緊急の課題、重点施策として位置つけている
  そのために承継における税制面含めた最優遇策を特に平成30年度より
  強化期間(特例承継期間)として位置つけ取り組んでいる
 
②基調講演(実例経営者による承継事例) ㈱中農製作所 中農会長
 ★ 親族外承継(従業員承継の事例)
・50才で、すでに事業承継を考えた、⇒26歳の若手社員へ決断を迫る
・その際にご自身の息子さんがいるなかで会社の将来を考えたときに 即ち、攻めの経営(未来戦略重視)を考えたときに、その人望、明るい営業部長への承継を決断
・それから、その社員と中心に徹底的に自社分析SWOTをおこなって自社の強みを
 見える化し、戦略つくりに邁進、全社員含めそれら情報の共有化を図ってきた
・それ(事業承継)を10年をかけて段階的に円滑な後継に向けた環境つくりを
  自らがリードしてきた
・今は一定の距離をおきつつ社長のメンターとしての役割に
 ⇒ まさに事業承継の理想的なパターンではないか。
 ⇒ 中農会長の経営者として比較的早期における引き際と将来を考えての後継者選びに
  そしてその後継社長へと立派にバトンタッチさせた手腕、素晴らしいものと感じた。

 ③パネルディスカッション ( 2組の先代社長と後継社長 )
  両組とも 親族内承継(長男へ)
 ・あうんの呼吸的に自然にその承継を考えて気が付いたら社長になっていた
 ・小さいときから父の後ろ姿を見て学ぶ点、自覚する点
 ・長男としても迷いつつも家業として見極め、その雰囲気を感じ取る点
 ・承継後、まかしている、まかされている 自然と意思疎通する部分とそうでない点   
  ⇒ 親と子としての本音の会話が、意外とされていない一面
  肉親通しでわかりあえる部分の良さがあるが、その中においてもビジネスとして
  ”会社”を運営していくコミュニケーションはいるかも。?

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