経営のコツ①

経営のコツ、ヒントシリーズ

今日は、経営の”コツ”と言うタイトルで記載してみようと思います

皆様、経営のコツとはなんぞや? 勘所といいましょうか? なんぞやとお思いでしょう?

通常、経営とはあるべき理論、フレームワークというか考え方の枠があると言われます。

大学では経営学が、一分野として複数のカリキュラムを有し、これこれじかじかであると学ばせて頂いております。各言う私もその一人で机に向かっていた人間でした。そして今や書店に行けばその類の書籍は山のように並べられています。色々な方が基礎理論や独自理論を展開されております。何か非常に複雑で多岐に渡り難しいものだと錯覚しがちでもあります。しかしそんなものだろうかとも思う私でもあります。そもそも経営とはその出発点は商売(の原点)でもあります。 これは人が人に物を売る時どのように接して売るか、どう説明しているか。買った後はどうか? 社長が社員にどう接するか、 このあたりから出発点でありましょう。

以前住んでいた時の話ですが、近くのコンビニエンスストアによく買い物に行っておりました。朝バスに乗る前に、また会社から帰って家に入る前に店に寄ることしばしばでした。その時気の付く若い女性店員がおられて、朝私が店舗に入るとすかさず ”おはようございます” と明るい挨拶をしてくれました。夜は夜で その店舗に入ると ”おかえりなさい” と言ってくれる時もありました。通常はマニュアルからいくと ”いらっしゃいませ、ありがとうございました” だと思いますが、その店員さんはそのように言ってくれました。何か暖かく身近に感じて買い物をした覚えがございます。

また これも別の外食チェーン店ですが、比較的その店舗にもよく行くことがあったのですが、この時も カウンターに立つと、 ”いつも有難うございます” とまず最初に言ってくれたことを新鮮に感じました。いつも来る客だからと気を利かして言ってくれたのだろうと思いますが・・ 気持ちよく感じた覚えがあります。

とかくマニュアル世界の今、そのような対応に親近感をもつことでその店舗に、そのブランドに愛着を持つもの人情かと思います。

こうした何気ない一言、お客様への対応が、私たちにその店にまた買い物に行こうと仕向けるのではないでしょうか。結局は経営と言っても、原点は人と人の接触・対応から始まるのではないでしょうか。 意外に忘れられている身近なお客様との接点に、また身近な社員への接し方などに経営のコツのひとつがあるのではないかと思います。確かに経営して黒字にしていくことは難しいと考えますが、だからと言って高等な理論ばかりを学ぶ偏重も避けたいものです。 もっと身近にヒントがあると 思うだけでも改善できるかもしれませんよ。

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